機材選定と結果

さて、④について。

超簡単に書くと、「定評あるものにはちゃんと理由がある」。

それだけのことでした。

 

でも、往々にして長い長い回り道をいろいろするものです。

結局アナログをデジタル化する道は、5年以上の年月が経っていました。

 

また、その間にデジタルの技術は進んで、

安く(←重要)いい音にすることができるようにもなりました。

 

現時点での機材はこんな感じです。

・Thorens TD-321Mk2 + SME3009

カートリッジはステレオはShureV15Type3、モノラルはテクニカのAT-MONO3LP。

ド定番ですが、たしかにいい音です。

ベースの音が深いところから、弾むように聞こえてくるのです。

これは残念ながら多くの再発CDで失われてしまった部分だと感じます。

 

この組み合わせ、普通に買うと結構かかりますが、

私の手元にはヒトケタ万円でやってきてくれました。

 

オクでの出品者の記載は次のようなもの。

「スピードがやや遅い」 → 調整すればいいですね!

「オートリフトが壊れている」 → 調整すればいいですね!

 

詳細は割愛しますが、裏板を外して台に載せて、下から調節します。

結構、腰に・・・体勢を誤ると、背中と手もプルプルします(汗)

 

音は、苦労の甲斐があったというものです。

遠回りしたので、レコードプレーヤーは7台ありますが(笑)

 

ラジオで山下達郎さんが言っていましたが、

レコーディングとマスタリングの世界は、アナログからデジタルに変わったことで

「同じ音」が出せなくなった、のだそうです。

当時の音は当時の仕組みで聞くと相性がいい、とよく言われますが、

音を聴くと感覚的にしっくりきます。

 

オリジナル盤(初回に発売されたレコード)には

ン十万のプライスが付いていることがあります。。

買うヒトの気が知れない、と最初は思っていましたが・・・宝くじでも当たったら、買ってるかもしれません。

そんな気にさせる音がいたしますです。

 

まあ、そんなことは一生ないわけですが(笑)

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